靴下辞典

素材と糸のメリット・デメリット

天然繊維

種類名称メリット/デメリット/特徴を生かした代表的な製品
植物繊維綿メリット
  • 洗濯に強い
  • 肌触りがよい
  • 通気性がある
  • 熱に強い
  • 保湿性がある
  • アルカリに強い
デメリット
  • シワになりやすい
  • 洗濯を繰り返すと硬くなる
  • 酸に弱い
特徴を生かした代表的な製品
  • 肌着、シャツ
  • 靴下
植物繊維麻(亜麻、苧麻)メリット
  • 吸湿性、放湿性がある
  • コシがあり丈夫
  • 光沢感、清涼感がある
  • アルカリに強い
デメリット
  • シワになりやすい
  • 染めにくい
  • フィブリル化しやすい
  • 酸に弱い
特徴を生かした代表的な製品
  • サマージャケット
動物繊維羊毛メリット
  • 吸湿性にすぐれている
  • 冬暖かく夏涼しい
  • 手触りがよい
  • はっ水性がある
  • 酸に強い
  • 保温性にすぐれている
  • 天然の吸湿発熱性がある
デメリット
  • アルカリに弱い
  • フェルト化する
  • 熱に弱い
特徴を生かした代表的な製品
  • フィッシャーマンズセーター、肌着、フェルト
動物繊維メリット
  • 吸湿性にすぐれている
  • 肌触りが素肌にやさしい
  • 美しい光沢感がある
  • 酸に強い
  • 天然の抗菌効果がある
  • 夏は涼しく、冬は暖かい
  • 紫外線を吸収する(UVカット)
デメリット
  • アルカリに弱い
  • フィブリル化する
  • 絹紡糸、絹紡紬糸は磨耗に弱い
  • 紫外線をあびると黄変する
  • 熱に弱い
特徴を生かした代表的な製品
  • 肌着
  • 靴下
  • スカーフ

化学繊維

種類名称メリット/デメリット/特徴を生かした代表的な製品
再生繊維レーヨンメリット
  • 原材料がセルロースであるため吸湿性がある(木材パルプ)
  • 独特の光沢感がある
  • 保湿性があるため静電気が起きにくい
  • 繊維断面が円形のため肌にやさしく洗剤などの残留が少ない
デメリット
  • 摩擦に弱い
  • 水濡れに弱く、しわになりやすい
  • フィブリル化しやすい
再生繊維キュプラメリット
  • 原材料がセルロースであるため吸湿性、放湿性にすぐれている(コットンリンター)
  • 独特の光沢感がある
  • 保湿性があるため静電気が起きにくい
デメリット
  • 摩擦に弱い
  • 水濡れに弱く、しわになりやすい
  • フィブリル化しやすい
特徴を生かした代表的な製品
  • 高級洋服裏地(スカート等)
半合成繊維アセテートメリット
  • 原材料がセルロースであり適度な吸湿性を持つ
  • シルキーな光沢感がある
デメリット
  • 除光液などで溶ける
特徴を生かした代表的な製品
  • 洋服裏地
  • タバコのフィルター
合成繊維アクリルメリット
  • 軽くてやわらかい
  • 保温性に富む
デメリット
  • 毛玉になりやすい
特徴を生かした代表的な製品
  • ぬいぐるみ
  • 冬物衣料(フリース等)
合成繊維ナイロンメリット
  • 強度にすぐれ磨耗に強い
デメリット
  • ハリ、コシがない
特徴を生かした代表的な製品
  • ストッキング、タイツ
合成繊維ポリエステルメリット
  • 強度にすぐれ磨耗に非常に強い
  • 弾力性がありハリ、コシがある
  • 速乾性がある
デメリット
  • 染色しにくい
特徴を生かした代表的な製品
  • スポーツ衣料
合成繊維ポリウレタン
(スパンデックス)
メリット
  • 伸縮性にすぐれている
デメリット
  • 塩素等で劣化しやすい
特徴を生かした代表的な製品
  • 靴下や生地の裏糸