加盟店オーナー様の声
オーナー様はどのような想いで靴下屋に加盟し、経営をされているのでしょうか。多角的なフランチャイズ経営を意欲的に行っている株式会社マリーナトレーディングの小松慶典社長にお話をお伺いしました。
- フランチャイズビジネスとの出会い
- ── そもそも、なぜフランチャイジーとして会社を発足する事になったのでしょうか。
- 結論から言えば自分でフランチャイザーになる力と能力がないから(笑)。というよりも、17年間セゾングループでサラリーマンをしていて、自分自身で事業を起こしたい、という夢があったからです。その気持ちとの接点にあったのがファミリーマートのフランチャイズビジネスでした。
セゾングループで流通小売業をずっとやっていました。そして独立したのが40歳の時。売ること、組織化すること、オペレーションやマーケティングの勉強はしていましたし、その経験もありました。経験・知識・知恵を活かして働く、となったときに、フランチャイズビジネスに取り組み独立する、という選択が出てきたんです。 - フランチャイズビジネスの魅力
- ── フランチャイズビジネスとは不思議なビジネスだと思います。個性的で有名な小松社長が、商標を借りて店舗を経営するようなビジネスにどうして興味を持たれたのでしょうか。どのようにご自身の想いをこのビジネスに反映させていらっしゃるんでしょうか。
- 預かったブランド、看板を守り、磨きをかけて顧客とビジネスパートナーの信頼を得るのがフランチャイジーだと思う。看板は1つだけれども、その看板を磨いていく方法はその人次第。やり方もたくさんある。そのやり方の中に個性があると思うんです。ルールを破ることではないんですよね。個性っていうのは、色んな個性の捕らえ方があるけれど、靴下屋、無印良品、ファミリーマート、SHIRTプラザなど、これらのブランドを選んで経営していることも私の個性の1つなんですよ。私は、ビジネスの中で「約束を守る」ということが一番大切だと思っています。フランチャイジーとしてフランチャイザーの看板に磨きをかけ、信頼を得ることが私たちの会社の使命だと思う。越智社長のように、私にはものをつくる能力はないけれど、ものを売る事に関しては、他のどの企業にも負けない私のやり方があると思っているんです。個性的だから自分自身でものづくりをするケースもあるけれど、フランチャイザーの気持ちを充分に理解して店舗経営していく、これもまた個性だと捕らえてもらえればわかりやすいんではないかと思います。お互いに良くしていこう、という気持ちがあるからこそ、自分の意見も言います。「守る」ということはただ受身でいる、ということではありません。こういう熱い気持ちを持って経営しているっていうことで、私の想いを感じてもらえるんではないでしょうか。
- 靴下屋との出会い
- ── たくさんある企業の中から靴下屋をお選びいただいたのはなぜですか。
ずばり「質」が高いことですね。企業の質、商品の質という意味での質が大切だと思います。私はフランチャイズビジネスを選ぶとき、日常生活の中で身近なアイテムか否かをポイントにしています。靴下もそうですよね。シャネルやヴィトンのようなブランドではなくて、日常に身近にあるものだからこそ品質が高く、デザイン性があるもの、しかもリーズナブルなものが多くの人に受ける要素だと思っています。ショップとしてのブランド力・商品訴求力・情報発信力があるか否かというところがポイントになります。
靴下屋に興味を持ったのは、靴下だけでお店が成り立つ、という驚きからでしたね。これは何か秘密があるんでは・・・と思ったことがきっかけでした。靴下だけのお店なんて希少ですよ。オンリーワンなショップでないと、マーケットの中ではなかなか成立しにくいと思います。また、お客様からしてみたら、靴下という単品でお店を展開している、というのは非常にわかりやすいですよね。靴下というカテゴリーに絞ったショップはわかりやすい。そしてカテゴリーを絞ったショップにはその商品の幅と奥行きがあります。
こういうオンリーワンなお店がお客様に長く愛されるんです。しかも靴下屋の商品はリーズナブルです。
- ── しかし、靴下屋の靴下は「ちょっと高い」というイメージがあるようなんですが・・・。
- そうでしょうか。私はそうとは思いません。高い・安いということはそれぞれのお客様によって異なります。海外で低コストでつくられた商品は確かに安い。でもその商品を洗濯機で洗って、もう1回「はこう」と思ったときにはけなかったとしたら、それは「高い」ということになるんです。価格はレジを通ってから、お客様がご使用になって、愛されて喜ばれて「いくら」、なんですよ。だから、やっぱり質にこだわるんです。タビオさんには品質へのこだわりがありますよね。ここが大切なんですよ。価格だけで勝負しようと思っていては日本では存続できない。
- ── 本当におっしゃるとおりですね。品質へのこだわりは結局はお客様に還元されるものなので、何があっても大切にしないといけないですね。
- でも、「高品質」の商品を製造すると共に、その商品を販売する側も大切なのです。私は自分が経営している店舗の商品にはどれも愛着があります。そして自信を持ってお客様にお勧めできる。お店をただ経営するだけではなく、私には「お客様に喜んでいただきたい」という信念があります。だからこそ、タビオさんにも時には厳しい意見を言うことがあります。でも、今でも靴下屋の店舗を増やしつづけているのは、靴下を大切に、大切にしている越智社長に共感しているからなんです。タビオさんとビジネスパートナーになることを決意したのも、越智社長の人間性に惹かれたからなんですよ。
- ── 越智のどこに惹かれたんですか?
- 越智社長は人間性が滲み出ている方です。ほんわりとあたたかみがある。子どものようなまっすぐさを持っていて、靴下のことを話す時はまるで自分の子どものことを話すように大切に話していらっしゃった。これだけの想いを持ってつくっている商品は本物なんだと感じました。ビジネスパートナーとしてより、その人間としての魅力に釘付けになりました。
- 成功の秘訣
- ── 単にお店を経営するだけではなく、信念を持っていらっしゃることに成功の秘訣があるんですね。他に秘訣はありますか?
- もちろん、利益だけを見込んでフランチャイズビジネスを展開される方もあります。でもそれでは長続きしないと思う。小売業では一発逆転はありません。マーケットの変化を敏感にキャッチャし、常に鮮度を保ち、日々の基本業務を毎日地道にやっていくことが大切だと思います。私はフランチャイジーとして、自己満足ではなく、みんなにとってプラスになっていくように意見を提案していきます。小売業のプロとして、販売活動に携わり、質の高いサービスを提供していくことが大切なんだと思います。
- ── 逆に、何かご苦労はありましたか?
- 資金調達などは確かに苦労といえば苦労ですね。けれどこれがまた楽しい部分でもあります。自分の選んだ道ですから、苦には思いません。人との出会いもたくさんありますしね。これがまた最高に楽しいことですよ。
- あなたへのメッセージ
- ── これからフランチャイズ加盟を考えている方へのメッセージをお聞かせください。
- あなたが売ろうとしている商品、取り組もうとしているビジネスがあなたは本当に好きですか?お客様に接して、商品をお金に変えることが好きですか?ゆっくりと自分に問い掛けてみてほしいです。
- タビオへのメッセージ
- ── タビオへのメッセージもお願いします。
- 商品の質は高い。日本において完成度が高いとされるものは必ず海外でも通じます。お店の声、お客様の視点を大切にしていきながら、これからも自信を持っていい商品づくりを続けていってほしいです。そして、これから世界へ飛び立とうとするのならば、すばらしいビジネスパートナーを集めてください!ビジネスパートナーの数が大切なのではありません。「私」がタビオの夢を実現するんだ、という志を持てるパートナーの存在がこれからますます大切になってくると思います。
- ── 最後に、小松社長の野望をお聞かせください。
- 一緒に働いている仲間を豊かにしてあげたい。このスタッフにお店をまかせてみたいな、という人がたくさんいる。様々な経験をして欲しいと思う。利益は還元してあげたいし、私の知っていることは何でも教えてあげたい。そう思っているので店舗が増えていくんですよ(笑)。
- ── パワフルで、熱い想いを持った社長のお話に、ただただ背筋が伸びるばかりでした。小松社長、貴重なお時間を誠にありがとうございました。
株式会社 マリーナトレーディング
代表取締役
小松 慶典氏
千葉県と東京都を中心に、靴下屋14店舗、無印良品、ファミリーマートなど、およそ30店舗を展開するのが株式会社マリーナトレーディング、商品にこだわりを持っている店を展開し、情熱を持ってFC事業に力を注ぐのが小松社長です。
| 企業名 | 株式会社マリーナトレーディング |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役 小松慶典氏 |
| 所在地 | 〒279-0022 千葉県浦安市入船1-5-2明治安田生命新浦安ビル1F |
| 連絡先 | 047-382-3300 |
| 設立 | 1990年8月9日 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 売上高 | 36億円予定(2006年度) |
| 従業員数 | 280名(2006年6月) |
| 店舗数 | 28店舗 (2006年度) |

